ご挨拶

謹啓

時下、益々ご健勝のこととお慶び申し上げます。

このたび、日本薬物動態学会(JSSX)第39回年会と第26回North American ISSX Meetingの合同年会(日米合同薬物動態学会)を、2024年9月15日(日)から18日(水)までの4日間、米国ハワイ州オアフ島ホノルルにて開催することになりました。

国際薬物動態学会(International Society for the Study of Xenobiotics; ISSX)は薬物動態学の世界的組織として1981年に設立され、現在45ヶ国以上の約1,100人の会員がいます。2023年9月の同学会理事会において、ISSXもJSSXの学会誌である ”Drug Metabolism & Pharmacokinetics” をofficial journalとすることが決定し、今後の両学会の連携強化が期待されているところです。

JSSXとISSXは、2005年(マウイ島)、2014年(サンフランシスコ)に続き、2020年にハワイ島で合同年会を開催する予定でしたが、新型コロナウイルス感染症の拡大により中止となってしまいました。2024年の合同年会は、ホノルル(オアフ島)での開催を予定しており、Dr. Natalie Hosea(Bristol Myers Squibb)がISSX側のco-chairを務められます。メインテーマは、”The Future of Translational Xenobiotic Research” といたしました。

本合同年会におきましては、キーノートレクチャー、プレナリーレクチャーの他、初日に4つのショートコース、第2日目以降に8つのシンポジウムが予定されています。また、ISSXの4つのフォーカスグループや若手研究者のミーティングも計画されており、一般演題(ポスター発表)の中からベストポスター賞も選出される予定です。参加者の皆様それぞれにとりまして、本年会が世界の薬物動態学研究者との有意義な情報交換の場となるものと確信しております。

開催地につきましては、日本からの近さや直行便も多く利便性が良いことなど、日本からの参加者に配慮して選定が行われました。ぜひ多くの皆様にご発表ならびにご参加を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。皆様とホノルルにてお会いできますことを楽しみにしております。

謹白

2023年11月吉日
日本薬物動態学会 第39回年会
年会長 伊藤 清美(武蔵野大学)